私たちは、ペットショップに並ぶ仔犬仔猫を産み出すための道具として働かされてきたり、病気や障害、時にはほんの些細な理由で売り物にならないからと産業のレールから外されたり、動物実験に使われてきたりなど、人間の身勝手に振り回されてきた犬猫たちの保護活動を行っております。

保護される前はどんなところにいたの？

ほとんどの場合、大変不衛生で細菌やウイルスの蔓延した環境で生活しています。満足にお水や食事を与えられず、陽を浴びたこともなければ、新鮮な空気を吸ったこともない、 優しく撫でられたことも、目を見つめて名前を呼ばれたこともない、そのような命の尊厳が微塵もない悲しい世界で過ごしてきました。

保護猫たちに血統書はありません。どこで生まれ過ごしてきたのか、生年月日もわかりませんし、名前があったのか、記号や番号で呼ばれていたのかさえわかりません。

ラフスペースではどんなことをしているの？

心身共にボロボロになった犬猫たちに、心のふれあいを通して大きな愛情を注ぎ、新しいご家族とのご縁をお繋ぎしています。また、病気や高齢などの事情で譲渡が困難な場合は終生飼養をしています。

保護猫たちが日々清潔な場所で安心して暮らせるよう、ボランティアの仲間で協力し食事や清掃のお世話をしています。またホームドクターと連携を取りながら適切な医療行為を行っています。

幸せになる切符を手にした犬猫たちを、あたたかくお迎えしてくださるご家族を募集しております。

命あるものの全てが、生まれてきてよかったと実感して、生きることができる社会を目指して！